もも香のギモン質問
教えて!子宮頸がん vol.3
子宮頸がんは〈ワクチン接種〉と〈定期検診〉で防ぐことができます。
正しい知識と積極的な行動で、かけがえのない命と未来を守りましょう。
予防の方法、きちんと知りたいな!
どこでワクチン接種できるの?
産婦人科をはじめ各市町村で指定された医療機関であれば、小児科や内科などでも接種できます。十分な抗体をつくるため、半年間で3回接種します。10代で性体験前の接種が効果的ですが、20代以上や性体験後であっても予防効果は期待できます。自費で接種する場合、約5万円かかります。
※県内市町村では中学1年〜高校1年に相当する年齢の女性を対象にワクチン接種費用が全額助成されます。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。
ワクチンを打てばもう安心?
子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染は、ワクチンで約7割は予防できますが、すべての感染は防げません。予防と早期発見には、ワクチン接種に加えて定期検診が不可欠です。セクシャルデビューしたら、1年に1度は検診を受けましょう。
検診ってなんとなく怖い…
検診では子宮頸部の細胞を採取します。個人差はありますが、痛みはほとんどなく、数分で終わります。採取した細胞を調べると、がんになる前の段階で、細胞の異常(異形成)を見つけることができます。早期発見できれば、治療は比較的カンタンで、子宮は温存できます。
がんになるとどんな症状がでるの?
初期の子宮頸がんは、ほとんど自覚症状がありません。不正出血などに気づいた時は、すでにがんが進行していることが多く、その場合は子宮の摘出、さらには周りの臓器なども含めて広く摘出する手術が必要になります。子宮を守るために、定期検診を“習慣”にしましょう。
気軽に産婦人科へ行ってもいいの?
もちろんです!子宮頸がん検診はすべての産婦人科で受けられます。その際に生理のことなど日頃の悩みも相談しませんか。産婦人科は妊娠・出産だけでなく、女性の体を一生ケアする身近な診療科です。
