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子宮頸がんについて

守る

早期発見で子宮を守る

守る

細胞ががんになる前の状態(異形成)や、がんが子宮頸部の粘膜の表面にとどまっている(上皮内がん)場合、子宮頸部をレーザーで焼いたり、円すい形に取り除く手術(円すい切除)を行い治療ができます。子宮は温存でき、術後は妊娠・出産が可能です。後遺症も術後出血など多少はありますが、まず心配いりません。ただし円すい切除の場合は頸部を一部切り取るので子宮の出口が短くなり、早産リスクが若干高まるといわれています。術後に妊娠した場合は、産科医に報告が必要です。

進行すれば事態は深刻に

がんが頸部に深く浸潤したり、頸部を超えて周囲へ広がると、子宮やリンパ節を含めた広範な摘出が必要となったり、あるいは放射線治療の対象となります。これらにより妊娠・出産の可能性を失うばかりか、手術に伴う排尿障害・リンパ浮腫や、放射線照射による膀胱炎・直腸炎など、つらい後遺症と生涯向き合っていくことになります。子宮を守るには、円すい切除で治療できる段階までにがんを見つけることが必須です。検診を確実に受けていれば、早期発見は可能です。


産婦人科をもっと身近に

子宮頸がん検診は、すべての産婦人科医院で受けることができます。20歳を過ぎたら、1〜2年に1度は産婦人科で検診を受け、その際に生理のことなど日頃の気がかりを相談するのもおすすめです。産婦人科は妊娠・出産のときだけでなく、女性の体を一生ケアしてくれる身近な診療科。もっと気軽に訪ねませんか。


性感染症にも注意を

女性が性行為によって感染する病気としては、クラミジアなどの性感染症も10代・20代での増加が問題になっています。クラミジアは日本で感染者数が一番多い性感染症で、不妊症や子宮外妊娠の原因になります。産婦人科で定期的に検査を受けることは、さまざまな性感染症から自分を守るためにも大切です。

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