子宮頸がんについて
ためらわないで、まず子宮頸がん検診。

自分で気づくのは難しい病気です。
しかし検診によって、がんになる前に、
細胞の異常を見つけて治療できる病気でもあります。
自分のため、大切な人のため、ためらわず
まずは検診を受けましょう。
検診受診券が届いていませんか?
「忙しいから」「特に異常はないから」と、子宮頸がん検診を後回しにしていませんか?子宮頸がんは不正出血など自覚症状が現れたときは、すでに進行しているケースがほとんどです。しかし検診を受けていれば、がんになる前の段階で細胞の異常を発見できます。検診では、やわらかいブラシのようなもので頸部の表面から細胞をこすりとり顕微鏡で検査(細胞診)します。細胞の採取はわずかな時間ですみ、痛みもほとんどありません。
20歳以上の女性には市町村から検診受診券が届きます。集団検診や指定の医療機関で検診が受けられ、多くの自治体が費用の一部(もしくは全部)を補助しています。職場の健康診断でも費用が補助される場合がありますので活用しましょう。また身近な婦人科医院で随時検診を受けられます。
検診をきっかけに定期的に婦人科へ
子宮頸がんの原因は、性交渉によるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染です。HPV感染はワクチン接種で防ぐことができますが、ワクチンですべての感染は防げません。10代でもセクシャルデビューしたら、年に1度は検診を受けましょう。
子宮頸がん検診には「細胞診」と同時にHPV感染の有無を調べる「HPV検査」があります。費用は自己負担(5千円程度)ですが、細胞診での判定が困難で、HPV感染の確認が望ましいと医師が判断した場合は保険診療となりますので、詳細は医療機関に確認してください。
検診のついでに、日ごろの体調の悩みなど婦人科の先生に相談するのもおすすめです。定期的に婦人科を訪れることは、いろいろな女性特有の疾患への備えにもなります。
※ワクチン接種により副反応が起きる場合がありますので医師に相談・確認してください。