大切なメッセージ
あなたのキレイは元気ですか。

4月9日は「子宮の日」
これから子どもを産み育てる20〜30代に子宮頸がんが急増しています。子宮頸がんは性交渉によって子宮の出口である頸部にHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染することで発症します。性交渉を通して女性の80%以上が感染しますが、ほとんどは免疫が働いて排除されます。ごくまれに排除できず感染が持続した場合、数年かかってがんになるといわれています。
発症まで時間がかかる子宮頸がんは、検診によってがんになる前の状態で発見できます。早期発見できれば子宮を温存して治療できますが、進行すると子宮を含めた広範な摘出手術が必要です。4月9日は「子宮の日」。かけがえのない子宮と命を守るために、1年に1度は検診を受け、自分の体を見つめましょう。
ママになる夢を守る
HPVの感染はワクチン接種によって約7割予防できます。性体験前の10代での接種が効果的で、県内市町村では中学1年から高校1年を対象に接種費用が公費助成されます。ワクチンは通常、自費で接種すると約5万円かかります。
子宮頸がんワクチンは2013年4月より、予防接種法に基づく定期接種として実施されています。ただし、厚生労働省は同年6月14日現在、子宮頸がんの予防ワクチンについて、副反応(副作用)に関する適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種を勧めないように、全国の自治体に勧告しています。接種に当たっては、有効性とリスクを理解した上で受けてください。(詳しくはこちらのPDFをご覧ください)
ワクチンですべてのHPV感染は防げません。セクシャルデビューしたら、10代からでも検診が必要です。また妊娠を望まない性交渉にはコンドームを使い、HPV感染から身を守る意識をいつも持ち続けてください。
※ワクチン接種により副反応が起きる場合がありますので、医師に相談・確認してください。